[BOOKデータベースより]
おれたちのだいじなあかいボールがなくなった。ければけるだけ、サッカーがうまくなるボール。おれたちみんなでさがすことにした。みつかる、ぜったいみつけてやる。
[日販商品データベースより]大事なあかいボールがなくなった。子どもたちは話し合い、ボールを見つけるために町に繰り出した…。人の心を打つ、ほんとうにあった話。第46回「わたしの保育」大賞受賞作品をもとにした絵本。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- なかぎゅー!
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2024年05月発売】
- ねずみ3きょうだいおつかいロボだいさくせん
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2023年08月発売】
- わすれたって、いいんだよ
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2015年02月発売】
「あかいボールをさがしています!」子どもたちが大きな声を出しながら手作りのちらしをくばっています。いったい何事?これは実在している保育施設「りんごの木」を舞台にしたお話だそうです。卒園を間近に控えたある日、みんなの大事なあかいボールをなくしてしまったことから始まります。ければけるだけ、サッカーがうまくなるボール。「りんごの木」のみんながみんな、それぞれに思い入れのあるボール。子どもたちは落ち込むだけではありません。話合いをして、どうしたら自分たちでボールを探し出すことができるのか考えるのです。そしてとうとう・・・!なくしたボールをみんなで探し出す、と聞けば何でもない出来事にも思えますが、実は「自分たちだけで考えて行動する」というのは子どもたちにとって、とてつもなく大きな冒険であり、事件なのではないでしょうか。泣きそうになって、でも考えて、誰かが提案をして。そして、賛成をしてみんなで実行する。その一つ一つの子どもたちの行動と表情をとても丁寧に描くことによって、読んでいる方にも気持ちが伝わり、最後の場面でのみんなの笑顔に共感することができるのです。子どもたちというのは、こんな風に考えながら自らで成長していく力を持っているんですよね。その背中を押せるような大人になれるように、大人も頑張らなくては・・・なんて思ってしまいました。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
幼稚園児が、ここまで考えることができるなんて、、、うちの子が5歳のころと比べてしまいました。
大事なボールの価値観や、警察やコンビニなどの交渉など、よくわかっているなと感心しました。いろいろな大人がいることを知るのもいい経験です。
ふだんから徹底的にミーティングをさせることが、子どもたちを成長させているんですね。大人もじっくり、こどもに合わせなければ、と思いました。(どくだみ茶さん 40代・秋田県 女の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】