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[BOOKデータベースより]
議員秘書として政治の場に身をおいた著者は、国の姿を「正義」に近づける税制改革が必要だと考えた。信教の自由を侵すことなく宗教法人優遇税制を再検討すべきだと考えた著者は、地道な調査を開始した。「課税の観点から」全国の神社仏閣巡りも行なった。神棚、仏壇、祭祀継承、墓地の維持管理、檀家の責務など、宗教にまつわる諸問題を、日常生活の中から考察。政治の現場から生まれた論理・倫理と、市井の人の日常感覚とが結合した地点に生まれたユニークな宗教法人税制改革論。
プロローグ 宗教はアヘンなのか
第1章 宗教団体とは(僧侶・神主等は公務員と兼職できる;暮らしの中の宗教;文化庁宗務課の存在)
第2章 宗教法人と税金(公益事業、収益事業とは何か;宗教法人の税務はどうなっているのか;住職等はどこまで納税するのか)
第3章 課税の観点から神社仏閣巡り(神社仏閣の文化財;各地の宗教施設を見る;宗教課税見聞録;宗教を理解しての課税)
第4章 税収不足と諸制度(消費税との関連で考える;非課税、免税、不課税の違いは;消費税のモデルEU付加価値税とは;ドイツの制度に学ぶ;何か変、公益法人制度改革)
第5章 宗教税制の問題点と課題(宗教関連税制は何を基本とすべきなのか;宗教法人課税の見直しは可能か;宗教法人関係者への課税を考える;信仰への配慮をしながら立案へ)
エピローグ 宗教法人課税強化は可能だ