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価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2020年12月発売】
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【2020年12月発売】
[BOOKデータベースより]
17・18世紀のおもに英仏において、貨幣数量説が生まれるまでの経緯と、ヨーロッパ文明社会を舞台にした誕生のドラマを描くとともに、社会形成に貨幣的契機が果たした役割を明らかにする。
第1部 文明社会の貨幣―歴史的・理論的・方法的序説(緒論 文明社会における貨幣のフォルム;初期貨幣理論の諸形態―数量説とその対抗理論;インテルメッツォ 本書の構成と方法)
[日販商品データベースより]第2部 文明社会における「貨幣の豊富」―“二人のジョン”を中心に(「貨幣の豊富」の経済理論(1)―ロックの影響;「貨幣の豊富」の経済理論(2)―「ローの企画」の衝撃)
第3部 文明社会の危機と貨幣―理論化と多様化(デヴィッド・ヒュームの新しい数量説;ジェイムズ・ステュアートのヒューム数量説批判;結び 文明社会の危機とアダム・スミスの数量説認識)
本書は17・18世紀のおもに英仏において,貨幣数量説が生まれるまでの経緯と,ヨーロッパ文明社会を舞台にした誕生のドラマを描くとともに,社会形成に貨幣的契機が果たした役割を明らかにする。
17世紀後半から18世紀にいたる時期は〈17世紀の危機〉と呼ばれる全ヨーロッパ的規模での,封建制から資本主義への全般的な転換過程であった。そのような社会的環境のなかで危機を克服するために数量説的思考が生じた。17世紀後半から18世紀にいたる時期に提示された貨幣理論は多種多様であり,現代にまで続くいくつかの貨幣理論はこの時期に開発された。
社会の発展を決定づける経済的基盤は〈貨幣=富〉観が象徴するようにそれ自体が価値を持つ貴金属貨幣の動向によるとされてきたが,ジョン・ロック以降,それを政策論的に否認して貨幣数量説を新たに定式化した。本書は数量説が他の諸理論と多様な交渉を経ながら展開し変容していく姿を,ヒュームをはじめバークリィ,ジョン・ロー,モンテスキュー,カンティロン,スチュアート,スミスなどのテキストを踏まえて丹念に跡づけ,貨幣数量説誕生の現場を多面的に解明した画期的な業績である。