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[BOOKデータベースより]
自由と平等の概念を変え、公私の領域を組み換え、旧来のマスメディアを追いつめるウェブ。「薄暗がり」のおしゃべりは、はたして世界をどう変えるのか。一方的な礼賛や批判ではなく、細かな技術的知識も用いず、いま世界規模で進行する実験の意味と、そこに潜む陥穽を平易な言葉で説き明かす。
序章 進行中の世界規模の実験(代議制民主主義の対案になるか;反逆精神の起源)
[日販商品データベースより]第1章 理想から現実へ(カウンター・カルチャーと軍事技術;頭脳は末端に位置する;ソフトウェアはフリーでなければならない;ヒッピーたちの模索;ヴァーチャル・コミュニティの登場 ほか)
第2章 公共空間の拡大(公共圏とは何か;「アマチュア」の登場;「まず公開、次に選別」;階層化の原則;言論の自由の栄華と災厄 ほか)
第3章 薄暗がりのウェブ(二つの世界の接続;ウェブ2.0―自己顕示とおしゃべり;ブログからフェイスブックへ;自己をつくり出しながら公開する;多様な自己を許容する ほか)
第4章 インターネットはどのような政治形態をつくるか(キーワードは「自己組織化」;平等の前提とクリックという参加形式;緩やかなつながりが大きな運動に;参加型から協働型の民主主義へ;ウィキペディアの革新性 ほか)
結論 解放された公衆(「代表者による政治」からの脱出;インターネットと民主主義を脅かすもの)
自由と平等の実践様式を変え、公私の領域を組み換え、旧来のマスメディアを追いつめるウェブ。――現実の社会で排除されてきた発言や表現は、はたして世界をどう変えるのか。
一方的な礼賛や批判ではなく、細かな技術的知識も用いず、いま世界規模で進行する実験の意味と、そこに潜む落とし穴を平易な言葉で説く。