[BOOKデータベースより]
「見田社会学」と称される独自の世界を創造した著者が、自身の全仕事を振り返り、重要な作品だけを精選してその精髄を体系的に示す。統計資料などは最新データに更新、テクストに改訂を加えた上、各巻に「定本解題」を収録する、初にして待望の決定版著作集、ここになる。
明治維新の社会心理学(課題・データ・方法;欲望の解放と解放の欲望―「ええじゃないか」の世界像と価値意識 ほか)
文明開化の社会心理学(「文明開化」―欲望。美意識。世界像。道徳意識;価値の準拠の再編成―権威の重層。同調と逸脱。都鄙の感覚の転形)
明治体制の価値体系と信念体系―国定教科書の内容分析(「家族国家」―道徳教科書に見る価値体系;「万世一系」―歴史教科書に見る信念体系)
「立身出世義」の構造―日本近代化の“精神”(日本近代の内面的推進力としての立身出世主義;秩序とエネルギー両立の方途 ほか)
明治維新にはじまる近代への跳躍を人々はどのように受けとめたか。その心の変化は社会にいかなる変容をもたらしたのか。近代化の過程にあった日本を対象に、民衆の精神構造を実証的に考察し、歴史社会学的に分析する。収録作品:「明治維新の社会心理学」,「文明開化の社会心理学」,「明治体制の価値体系と信念体系」,「「立身出世主義」の構造」
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