[BOOKデータベースより]
それまで貴族のものとされていた絵画が、中産階級の手にもわたるようになった18世紀イギリス。のちに「イギリス絵画の父」と呼ばれるウィリアム・ホガース(1697‐1764)は、当時の貴族階級や政治家を諷刺し、中産階級の道徳観を訴える絵画や版画を数多く制作した。その作品には、娼婦に身を落とした女の姿や悪人の無残な末路など、18世紀イギリス、そして大都会ロンドンの社会風俗が生き生きと描き出されている。本書は“南海泡沫事件”“ジン横丁”“残酷の四段階”“娼婦一代記”“放蕩息子一代記”など代表的な作品を読み解きながら、18世紀イギリス社会を紹介した、網羅的かつ本格的な新しいホガース論である。
序章 絵が語る時代の姿
第1章 十八世紀のロンドンに生まれて
第2章 歴史と伝統を継ぐ者
第3章 腐敗政治と混乱する選挙
第4章 来世への信仰と現実の楽しみ?
第5章 大都会の実像
第6章 男と女の性と堕落
第7章 ささやかな日常の美を描く
終章 ホガースの子孫たち
当時の階級や政治家を諷刺し、中産階級の道徳観を訴える絵画や版画を数多く制作した、ウィリアム・ホガース。彼の代表的な作品を読み解きながら、18世紀イギリス社会を紹介。網羅的かつ本格的な新しいホガース論。
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