- 隔離の文学
-
ハンセン病療養所の自己表現史
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2011年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784990559540
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[BOOKデータベースより]
ハンセン病者への隔離政策が確立する一九三〇年代から、軍靴の音響くアジア・太平洋戦争期を経て、民主主義を謳歌する一九五〇年代まで―この激動の時代に、病者自身が描いた文学作品を研究・考察した十章から成る。ハンセン病者たちは、自分たちを抑圧し、抹消しようとする社会風潮や国家権力と、いかに向き合ってきたのか。また逆に、どのような言葉を駆使して抗してきたのか。終生隔離という極限状況に置かれた者が、いかにして「抑圧された生命を生きる意味」を紡ぎだすのかという普遍的な問題に挑む。
隔離する文学―「癩予防協会」と患者文学の諸相
[日販商品データベースより]「断種」を語る文学―ハンセン病患者の文学にみる優生思想
“身振り”としての「作家」―北條民雄の日記精読
「癩」の「隠喩」と「いのち」の「隠喩」―北條民雄「いのちの初夜」と同時代
御歌と“救癩”―近代皇族の文学はいかに問い得るのか
「病友」なる支配―小川正子『小島の春』試論
ハンセン病患者の戦争詩(近くて遠い詔勅;隔離の中の“大東亜”)
「療養文芸」の季節―“弱さ”の自画像
文学が描いた優生手術―ハンセン病患者は「断種」をいかに描いてきたか?
ハンセン病者への隔離政策が確立する一九三〇年代から、軍靴の音響くアジア・太平洋戦争期を経て、民主主義を謳歌する一九五〇年代まで-この激動の時代に、病者自身が描いた文学作品を研究・考察した十章から成る。ハンセン病者たちは、自分たちを抑圧し、抹消しようとする社会風潮や国家権力と、いかに向き合ってきたのか。また逆に、どのような言葉を駆使して抗してきたのか。終生隔離という極限状況に置かれた者が、いかにして「抑圧された生命を生きる意味」を紡ぎだすのかという普遍的な問題に挑む。