- 銀行総務特命 新装版
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- 価格
- 902円(本体820円+税)
- 発行年月
- 2011年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062771405
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「夏の文庫2015」レビューコメント
テレビドラマになった「花咲舞が黙ってない」の原作である本書は、短編集だが、連作のような構成になっている。相馬に「狂い咲き」と呼ばれている花咲舞。何をしでかすか分からないのでそう呼ばれているのだが、彼女は決してトラブルメーカーではない。悪や不正を絶対に許せないだけなのだ。この作品では、舞が籍を置く東京第一銀行の内情が描かれている。ゆがんだ人間関係、利益優先の体質、自分勝手な上司・・・。読んでいて腹の立つことばかりだ。特に「腐魚」の中に登場する伊丹は最低の人間だ。救いのあるラストでほっとしたが。中には「彼岸花」のような、悲哀を感じさせる話もあった。人間関係の醜さは、こんな悲劇をもたらすこともあるのだ・・・。「三番窓口」「荒磯の子」「過払い」なども読みごたえがある。誰に何と言われようとも、不正をただすために突き進む舞の行動は爽快だ。読後感も悪くなかった。面白い作品だと思う。(frontiere25kvk/男性/50代)
[BOOKデータベースより]
帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり…スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに―「総務特命担当者」の運命はいかに!?意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。
[日販商品データベースより]帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平(いぶすき・しゅうへい)。
顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり……
スキャンダルに事欠かない伏魔殿(メガバンク)を指宿は奔走する。
腐敗した組織が、ある「罠」を用意しているとも知らずに――
ある事件をきっかけに指宿とコンビを組むことになる美貌のキャリア・唐木怜(からき・れい)の活躍にも注目!
指宿、お前どうするよ。メガバンクの醜聞を隠し通せと言われたら。
「総務特命担当者」の運命はいかに!? 意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。