- 琥珀の眼の兎
-
The hare with amber eyes.
- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2011年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784152092526
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 今がいちばんいい時よ
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2024年10月発売】
- 楽しみは創り出せるものよ
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2024年10月発売】
[BOOKデータベースより]
陶芸家のエドマンドは東京の大叔父の部屋で出会った264の美しい根付に魅了された。やがて根付を相続した彼は、その来歴を調べはじめる。根付を最初に手に入れたのは、彼の曾祖叔父だった。19世紀後半に日本から輸出された根付はマルセイユに上陸して、美術蒐集が趣味の曾祖叔父の手に渡った。根付たちは華やかなりし頃のパリでプルーストやルノワールに愛でられ、その後、ウィーンの大富豪の親類の手に。だが、ナチスの魔の手が一族と根付に忍びよってくる―。根付の壮大な旅路を追いながら、エドマンドは一族の哀しい歴史を知る。全英を絶賛の渦に巻き込んだ傑作ノンフィクション。「エコノミスト」紙、「サンデー・タイムズ」紙コスタ賞ブック・オブ・ザ・イヤーに選出、王立文学協会オンダーチェ賞受賞。
第1部 パリ―一八七一‐一八九九(ウエストエンド;リ・ド・パラド ほか)
[日販商品データベースより]第2部 ウィーン―一八九九‐一九三八(ポチョムキンの町;ツィオンシュトラーセ ほか)
第3部 ウィーン、ケヴェチェシュ、タンブリッジウェルズ、ウィーン―一九三八‐一九四七(「大行進に理想的な場」;「二度とはない好機」 ほか)
第4部 東京―一九四七‐二〇〇一(タケノコ;コダクローム ほか)
結び 東京、オデッサ、ロンドン―二〇〇一‐二〇〇九(ジロー;アストロラーベ、平板、地球儀 ほか)
文明開化の横浜からヨーロッパに輸出された二百あまりの根付は、大富豪一族の盛衰とナチスの勃興を目撃する。数奇な旅路を経て、根付は帰日を果たすが……。。全英no.1歴史ノンフィクション。