現代物理学の基礎 ４ 新装版

量子力学　２

岩波書店
大沢文夫　湯川秀樹　 並木美喜雄

• 価格: 8,580円（本体7,800円＋税）
• 発行年月: 2011年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784000298049

内容情報

[BOOKデータベースより]

量子力学の基本構成を論じた「量子力学１」につづき、散乱理論、量子力学の数学的構造、情報の物理との関係について解説する。同時に、量子力学が完全に閉じた物理理論として確立するためには、何が必要なのかを論じる。そのうえで、量子力学的世界像はどうあるべきか、観測理論、そして実在論・時間論という二つの観点から考察する。

５　量子力学における散乱理論（散乱理論；衝突過程；散乱振幅の解析的性質）
６　量子力学の構造（状態と力学変数；運動の法則；無限自由度の問題）
７　量子力学と情報の物理学（微視的世界の情報とその論理）
８　量子力学的世界像（観測の理論；実在論と時間論）

[日販商品データベースより]

発展問題としての散乱理論、数学的基盤、無限自由度問題、情報物理学との関係について解説。今なお完備していない量子力学的世界像がどうあるべきか。最後に観測理論、実在論と時間論という２つの観点から考察する。