[BOOKデータベースより]
「士農工商は天下を治めるたすけとなる」―江戸期、都市化・経済化の流動的な波の中で、人々の生のつながりの公共的意義を説いた梅岩。広範な影響を及ぼしたその心学は、人々に希望を与え、世界のすべての存在が共に幸福になることをめざす創造的・運動的な営みであった。
1 石田梅岩の普遍主義―閉ざされた国家的秩序の中から
2 経済社会化の時代における公共性追求の様相―石田梅岩の場合
3 石田梅岩の学のダイナミズム―海保青陵との比較から
4 石田梅岩の「心を知る」とは―実存的主体として生を共に活きる
5 石田梅岩の思想の公共性と言語観
6 石田梅岩の思想―共媒、共働、共福
7 町人の学問からみる公共哲学―石田梅岩の「商人道」を中心に
8 石田梅岩から考える「公共する」実践
9 石田梅岩を公共哲学する
補論 石田梅岩における商心商道
付録 梅岩前史、主要著作解説
都市化・経済化する江戸社会で、人々の生のつながりの公共的意義を説いた梅岩。彼の唱えた「商人の道」に内包される公共的志向を明確化し、それを一見「滅私奉公」的論理に混同させてしまう心学理解を再検討する。
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