- 龍は眠る 改版
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- 価格
- 1,155円(本体1,050円+税)
- 発行年月
- 2011年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101369143
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめSF作品」レビューコメント
日本の超能力者であるが故の悲劇の傑作。(ガッキー本屋/男性/50代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 この本を読んでから、小説の面白さに気付かされた
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sige
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超能力を持つと幸せか?
普通、自分に超能力が備わっていればどんなにいいだろう、どんなに楽しいだろう、と考えてしまう。ところがこの作品を読めば、超能力(ここでは人の考えている事が分かる)を持つがゆえに生きて行く上で悩まなければならない、あるいは普通に生きていけない、むしろ不幸である事が分かるだろう。読んでみれば、なるほどそりゃそうだ、と納得させられるが深く考えない限り気づかない。
二人の少年のうちどちらが正しいのだろうと?マークがついたまま後半まで引っ張れるのはさすがだと思った。
終末は、超能力の使いすぎだろうという気もした。すべてが超能力で解決されてしまっているような感じで不満が残る。ただし、その裏に友達を気遣う気持ちや愛情などがちりばめられていて読後が爽やかだ。
長編だがどんどん読める作品だ。
[BOOKデータベースより]
嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ…宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。