[BOOKデータベースより]
現代の文学と読者を作家はどう考えるか・明治九十年世界文学に何を求めるか・日本の民主主義をめぐって文学と人生・反近代について・文武両道と死の哲学。
新しい文化・古い文化(吉田秀和)
現代の文学と読者を作家はどう考えるか(武田泰淳;野間宏)
荷風文学を裁断する(中村光夫;三島由紀夫)
明治九十年(亀井勝一郎;和歌森太郎)
世界文学に何を求めるか(加藤周一;埴谷雄高)
日本の民主主義をめぐって(加藤周一)
われわれも国語審議会を憂う(山田俊雄)
松ヶ岡清談(鈴木大拙;古田紹欽)
文学と人生(小林秀雄;中村光夫)
大岡文学の周辺(大岡昇平)
危険な思想家(桶谷繁雄;藤田一暁)
国語審議会を叱る(吉田富三)
現代的状況と知識人の責任(竹内好)
鴎外と藤村のことなど(エドワード・G・サイデンステッカー)
反近代について(香山健一)
名人芸への郷愁(江藤淳;河上徹太郎;斎藤隆介;杉村恒)
文武両道と死の哲学(三島由紀夫)
竹内好を相手に「知識人」についてそれぞれの立場から議論する表題作ほか、「現代の文学と読者を作家はどう考えるか」など全17編を収録。福田恆存が激動の昭和30年代を語る対談・座談集第2巻。