- いつまでも、いつまでもお元気で 新装版
-
特攻隊員たちが遺した最後の言葉
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2011年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784794218308
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[BOOKデータベースより]
再び還ることのできない出撃を前に、特攻隊員たちは真心のこもった手紙を書き残しました。両親への感謝、幼い弟妹への気遣い、この国の未来への想い―。温かく、優しい言葉を残して、大空に散った若者たちの記録。
宇佐美輝夫
[日販商品データベースより]安原正文
矢作一郎
前田啓
清水保三
小林敏男
中村實
内田新一
佐藤新平
細金政吉〔ほか〕
太平洋戦争末期、鹿児島県の知覧をはじめ各地から、陸軍の特別攻撃隊が飛び立ち、沖縄周辺の米軍に突撃しました。
飛行機ごと敵艦に突入するという壮絶な任務に志願したのは、おもに20歳前後の若者たちです。
本書は、33人の特攻隊員の遺書・遺影を美しい風景写真とともに紹介します。
『いつまでも、いつまでもお元気で』という書名も隊員の手紙の一節からとったものです。
再び還ることのない出撃を前に書かれた手紙からは、家族思いの心優しい若者たちの姿が浮かび上がってきます。
親孝行できなかったことを何度もわびる息子。かわいがっていた妹に両親の世話を頼みながら、
「と言っても、できれば早く嫁に……」と気づかう兄。
「人のお父さんをうらやんではいけませんよ」と優しく諭すお父さんもいます。
死を前にした隊員たちの思いやり溢れる言葉が胸に迫ります。
この国のために命を捨てるのだという固い決意と、そこからはみ出す一抹の悲しみが交錯しているのが
多くの手紙から読みとれます。彼らは決して、当時米軍側が考えたような狂信者などではありませんでした。
あの時代、あの戦争についての見かたは人それぞれです。ですが、できることなら、かれらが遺した
あるがままの言葉を受けとめていただければと思います。
戦後につくられたイメージとは異なる、まっさらな時代の肉声とでもいうべきものが、
かれらの手紙のなかには息づいています。