- ぼくらはそれでも肉を食う
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人と動物の奇妙な関係
Some we love,some we hate,some we eat.柏書房
ハロルド・A.ハーツォグ 山形浩生 守岡桜 森本正史- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2011年06月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784760139620
[BOOKデータベースより]
イルカ殺しはかわいそう、でも、焼肉もマグロ丼も大好き。この矛盾、いったいどうしたらいい?人間のある重要な側面についての、魅力的で、思慮に富む、痛快な探求の書。
はじめに なぜ動物についてまともに考えるのはむずかしいんだろう?
第1章 人間と動物の相互関係をめぐる新しい科学
第2章 かわいいのが大事―人間のようには考えてくれない動物についての、人間の考え
第3章 なぜ人間は(そしてなぜ人間だけが)ペットを愛するんだろう?
第4章 友だち、敵、ファッションアイテム?人とイヌのいろんな関係
第5章 「高校一の美女、初のシカを仕留める!」―動物との関係と性差
第6章 見る人しだい―闘鶏とマクドナルドのセットメニューはどっちが残酷?
第7章 美味しい、危険、グロい、死んでる―人間と肉の関係
第8章 ネズミの道徳的地位―動物実験の現場から
第9章 ソファにはネコ、皿には牛―人はみんな偽善者?
人間と動物の関係は、今大きな問題になっている。米国の気鋭の動物心理学者が、最新の研究成果から、人間の動物に対する誤解の数々を指摘。人間のある重要な側面についての、魅力的で、思慮に富む、痛快な探求の書。
[商品紹介]
表紙画はムツゴロウ(畑正憲)さんです!
クルーグマンなどの翻訳で知られる、山形浩生氏翻訳の新刊。山形氏の著書には、それまでの訳書解説をまとめた、その名も『訳書解説』という本があるくらい、その「解説」が秀逸で、本文より面白い/分かりやすいという評判が立つくらいなのですが、氏のこれまでの訳書と同様、本書も解説を読むだけで本全体の内容が分かり、しかも山形氏自身の痛快な物言いも楽しめてしまうのです。