社会的経済が拓く未来

危機の時代に「包摂する社会」を求めて

ミネルヴァ書房
大沢真理　

• 価格: 5,500円（本体5,000円＋税）
• 発行年月: 2011年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784623060757

内容情報

[BOOKデータベースより]

生活が保障され、参加の機会が確保された社会をどのように展望することができるか。社会的経済の意義と可能性を探る。

危機の時代と社会的経済
第１部　社会的経済の意義―戦略・質・量（社会的経済の戦略的意義―ＥＵと日本の２０００年代経済社会ガバナンスを対比して；社会的質と社会的経済の接合点；日本の社会的経済の統計的把握に向けて）
第２部　日本の協同組合と協同労働（日本の生活協同組合―現代的な社会的経済の担い手としての模索；日本の農業協同組合（ＪＡ）―社会的経済の担い手としての模索と課題；社会的経済における「協同労働」の展開と課題）
第３部　労働への包摂と公共サービス（障害者を労働へと包摂するとは―労働統合型社会的企業の包摂アプローチの多元性に注目して；イギリスの公共サービス改革と社会的企業）

[日販商品データベースより]

ＥＵ、およびイギリスやイタリアにおける社会的包摂の取り組み、特に社会的経済の実践と政策的位置づけを参照しつつ、日本の政策を省察。日本における社会的経済の現状と可能性を探る。