スコットランド文学

その流れと本質

開文社出版
木村正俊　

• 価格: 5,280円（本体4,800円＋税）
• 発行年月: 2011年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784875710585

内容情報

[BOOKデータベースより]

スコットランド文学の展開　多文化の生んだ想像力の遺産―中世から現代までをたどる
中世の詩人たち　初期に活躍した個性豊かな詩人群像―祖国の風土に息づいた詩人魂
バラッド　スコットランドの伝承バラッド―その歴史と物語世界
アラン・ラムジー　イージー・クラブの真実―『イージー・クラブ議事録』から見えてくるもの
トバイアス・スモレット　スコットランドとブリテンの狭間で―スモレットにおける正統と周縁
ジェイムズ・マクファーソン　武勇譚の吟唱と記憶―ゲール語文化の永続化への期待
ジェイムズ・ボズウェル　迷走するライオンハンター―伝記文学が残った
ヘンリー・マッケンジー　感情の時代と名誉と美徳―救済の力を求めて
ロバート・ファーガソン　オールド・リーキーに捧げた詩魂―スコッツ語で描いたエディンバラの市民生活
ロバート・バーンズ　変革の時代をうたった天性の詩人―多層の声を響かせながら〔ほか〕

[日販商品データベースより]

イギリス文学の枠の中に位置づけられたスコットランドの文学者たちを、スコットランドの地縁や生活体験に光を当てて捉え直し、その文学遺産を纏めた形で系統的に紹介。スコットランド文学への好個の案内書的研究書。