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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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はやぶさ
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公平な立場から綿密に史料が精査されている
大量の史料(日記等)から、緻密かつ公平な立場で、昭和天皇の発言・意思・理想をあぶりだしている名著です。太平洋戦争開戦70周年の本年に際して、昭和天皇研究の入門書としても、是非、一読いただきたい1冊です。
[BOOKデータベースより]
新時代の風を一身に浴び、民主的な立憲君主になろうとした昭和天皇。しかし、時代はそれを許さなかった―。本書は今まであまりふれられることのなかった青年期に至るまでの教育課程に注目し、政治的にどのような思想信念をもっていたかを実証的に探る。そしてそれは実際の天皇としての振る舞いや政治的判断にいかなる影響を与えたか、戦争責任についてどう考えていたか、さらに近代国家の君主のあり方をも考察する。
第1章 思想形成(東宮御学問所;訪欧旅行;摂政就任)
[日販商品データベースより]第2章 天皇となる(田中内閣への不信;首相叱責事件;ロンドン海軍軍縮条約問題)
第3章 理想の挫折(満洲事変;五・一五事件;天皇機関説事件と二・二六事件)
第4章 苦悩の「聖断」(日中戦争;防共協定強化問題;太平洋戦争開戦;終戦の「聖断」)
第5章 戦後(退位問題;講和問題と内奏;「拝聴録」への道)
昭和天皇の青年期に至るまでの教育課程に注目し、政治的にどんな思想信念をもっていたかを探る。それは実際の天皇としての振る舞いや政治的判断にどう影響したか、さらに近代国家の君主のあり方をも考察する。〈受賞情報〉サントリー学芸賞政治・経済部門(第33回)