- 海と毒薬 新装版
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- 価格
- 638円(本体580円+税)
- 発行年月
- 2011年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062769259
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ユーザーレビュー (4件、平均スコア:5)
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HonyaClub.comアンケート
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「夏の文庫2015」レビューコメント
実際に起こった、人体実験を題材にした文学作品。この作品は、その手術に立ち会った人々の罪の意識に迫っている。なぜ、その手術に参加することを断れなかったのか?手術の前に、手術に立ち会う人々の、日常の様子を一人一人語られ、その手術の不気味さを際立たせている。主人公が見る海の描写が、独特で不気味な日本人の心理をうまく描き出しており、心に迫る表現でぐっと引き込まれる。(こじこじ/男性/30代)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 これは、人の命をどう扱うのか。捕虜は人間ではないのか、いくら、医学の発展のためとはいえ、このような実験が許されるのか、そして、その実験に携わったもののあとに残る感情、いろいろと考えさせられました。人の命に無駄にしていいものも、使い捨てにしていいものも、実験材料にしていいものもありません。現在、医療に携わる者としては「生命」についてとても考えさせられる本であり、また、このようなことは今後二度と起こってはなりません。もし、そのような流れになるのであれば、何としてでも、とめなければなりません
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
本好きになるきっかけになった一冊です。高校生の頃、読書に没頭したあの頃が蘇ります!
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
中学時代に初めて読んだ大人の小説。
[BOOKデータベースより]
生きたままの人間を解剖する―戦争末期、九州大学附属病院で実際に起こった米軍舗虜に対する残虐行為に参加したのは、医学部助手の小心な青年だった。彼に人間としての良心はなかったのか?神を持たない日本人にとっての“罪の意識”“倫理”とはなにかを根源的に問いかける不朽の長編。
[日販商品データベースより]生きたままの人間を解剖する――戦争末期、九州大学附属病院で実際に起こった米軍捕虜に対する残虐行為に参加したのは、医学部助手の小心な青年だった。彼に人間としての良心はなかったのか? 神を持たない日本人にとっての<罪の意識><倫理>とはなにかを根源的に問いかける不朽の長編。
我々日本人はもう一度問い直さなければならないのではないだろうか。
「神を持たない日本人」とはなんであるか、ということを。――夏川草介<解説より>
生きたままの人間を解剖する――戦争末期、九州大学附属病院で実際に起こった米軍捕虜に対する残虐行為に参加したのは、医学部助手の小心な青年だった。彼に人間としての良心はなかったのか? 神を持たない日本人にとっての<罪の意識><倫理>とはなにかを根源的に問いかける不朽の長編。解説:夏川草介