- ビブリア古書堂の事件手帖
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栞子さんと奇妙な客人たち
メディアワークス文庫 0078
- 価格
- 715円(本体650円+税)
- 発行年月
- 2011年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784048704694
[BOOKデータベースより]
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。
[日販商品データベースより]鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。
だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。
これは“古書と秘密”の物語。
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ユーザーレビュー (50件、平均スコア:4.7)
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「夏の文庫2015」レビューコメント
あらすじだけ見ると小難しく感じたが、本の知識が無くても十分楽しめる。ひと癖あるが、あたたかみを感じる登場人物たちと、彼らにまつわる名作本のエピソード。続巻も読んでみたい。(輝流/男性/30代)
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「夏の文庫2015」レビューコメント
特に夏の話ではないのだが、なんとなく鎌倉の夏というイメージ。(しとろえん/男性/50代)
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「おすすめ夏の文庫2014」レビューコメント
単純に私が、好きな本だからです。ちなみに読書感想文にも選ばせていただきました。(mystery/女性/10代)
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「おすすめ夏の文庫2014」レビューコメント
とにかく、最初から最後までワクワクする!栞子さんとバイトの大輔さんの淡い恋愛模様もドキドキします!!(ナッツ/女性/10代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
テレビ化もされましたが、とにかくおもしろい。1巻から4巻まで、飽きることなく読めてしまう。(tomoko/女性/50代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
ストーリー展開もさることながら、扱われている小説や作家が、興味を引く。本が好きな人なら、はまるはず。巻を追うごとに、面白くなってくるのは素晴らしい。どこぞの珈琲店の本は、この作品を模倣したものだが、この作品には遠く及ばない。(シルバーキャット/男性/60代以上)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
栞子さんと母の再開を機に、物語が進展していくのが読んでてどきどきします!(ユリ/女性/10代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
普段、小説をあまり読まない人も読みやすいし、登場人物も魅力的。また、古書に関する雑学も学べる。(ファーストエンペラー/男性/30代)
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「近現代史<昭和・平成>」レビューコメント
過去の色々な名作を、読んでみたくなる作品です。(イースト/女性/50代)
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「近現代史<昭和・平成>」レビューコメント
おもしろい本です(takaemon/男性/10代)
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「新生活に役立つ本」レビューコメント
【テーマ:進学】古書を題材にした本で難しい内容かと思いきや、古書をヒントに事件が解決していくというおもしろいものでした!!本に詳しくない人でもどんどん読めちゃいます!!(ZAO/女性/10代)
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サブやん
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ビブリア古書堂の事件手帖
どこか儚げで、ふわふわしている栞子。しかし、ひとたび古書のことになると凛とした雰囲気に豹変し、時には身の危険をも省みず 次々と難題を解き明かしていく。
そんな店主を守るナイトのような、それでいて全く本の苦手な大輔。二人の淡い恋愛模様も描きながら、一気に読ませる物語の世界観。 お勧めの一冊です!!
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JOY
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表紙の雰囲気に惹かれて
書店で何気なく購入した1冊。大好きな鎌倉が舞台であり、古書にまつわるちょこっと知識もあり、じっくりと物語に浸れます。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【癒しの1冊】 本屋大賞にノミネートしたということと、作品中にさまざまな実在の古書が登場するということで衝動的に買って一気読み。本好きの人はこれを読まないのは損だと思うくらい、内容が良く、何回も繰り返して読んでいます。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 小説を読むきっかけになった
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
地元の風景が綺麗に描写されていてスバラシイ! ストーリーも文句なしの一冊。(sk7light/男性/10代)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
とにかく面白い!(まさts/男性/10代)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
鎌倉が舞台。私が旅行した時感じた鎌倉の雰囲気にぴったりの古書堂。実在しそうな気さえします。(にっしぃ〜/男性/20代)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
自分は翻訳ミステリーの愛好家(5〜60年間)たまたま本屋大賞との事で読んだ。アーロン エルキンス。ジェフ アボット。 ジョン ダニング等に非常に近い!!雰囲気と質で。著者の他の本を読んでみたい。(henry/男性/60代以上)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
ラノベは最近読まなくなったのだけど、これは面白かった(Divine/男性/30代)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
鎌倉を舞台にした物語、書店でもお勧めになっていたのでよんでみたが面白かったです。(ケイ/男性/20代)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
今までにない切り口の推理小説であり、生活感のある町の描写があり行きたい欲求にかられます。(zorori/女性/50代)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
事件だけではなく、はんなりとした京都の雰囲気が伝わってきて、京都に旅したくなります。(しおにん/女性/20代)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
鎌倉の街を舞台乃中心とした、謎のある美人古書店長と、本アレルギーの店員とがおりなす物語。物語では、古書をめぐるさまざまな謎かけがあり、それを見事に解いていく古書店長の推理にわくわくします。本が、あらためて好きになります。(たくちゃん/男性/30代)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
言わずと知れたヒット作品。この作品の舞台は,神奈川県にある古都,北鎌倉にある古書屋。作者が実際に北鎌倉にある高校に通っていた,というだけあり,土地の描写はとてもリアル。作中にでてくる高校は,作者の母校をモデルにしたものだというが,読者によってはモデルとなった高校がどこかわかってしまうという。あとがきまでしっかり読みたい作品である。(コアラ/男性/20代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
ベテラン本アドバイザー栞子さんに出会えて嬉しかったです。本筋のミステリーも面白いので一冊で2度3度楽しめます。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
本好きの方には是非読んでいただきたい本です。知人に紹介されて読んだのですが、聞いていた以上の面白さ。主人公の大輔とヒロインの栞子さんを取り巻く古書に関する事件を解決していくところも面白いのですが、二人の微妙な距離感も見所です。これからの展開が気になります。
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「感動した本・映画・音楽」レビューコメント
中年のおっさんが手に取るにはチト気恥ずかしくなる表紙です。。。しかし、子供の頃から古本屋巡りが大好きであった小生にとっては、読むだけで懐かしいというか、心が満たされる思いに包まれました。1冊づつの古本を巡ってのストーリー展開も、すっと入っていけます。中年のおっさんでも、古本・古本屋好きの人は、買って読みましょう!(たーちゃん/男性/40代)
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「感動した本・映画・音楽」レビューコメント
著者の本に対する思いに感心しました。(amga0801/男性/40代)
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J
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おもしろい!
色々な本を知ることもでき、作中にでてくる本も読みたくなりました。
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
大学のくせに活字を追うのが億劫だった私でしたが、この本をきっかけに本を読むようになりました。本には書いた人、読む人双方のストーリーが交錯し、新しいエピソードをかなえる素敵な力があると感じました。いま本に夢中なのはこの本のお陰です。本を読むことにためらっている人にも是非おすすめしたい一冊です!(たかけん/男性/20代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
古書店の店長、栞子さんと幼いころのトラウマで本がほとんど読めない五浦君の物語です。基本的には舞い込んでくる謎を頼子さんが解くという形になっております。この本にはたくさんの種類の本が登場します。登場する本の内容を知らなくても楽しめますが、知っているとより楽しめると思います。(hygiene/男性/10代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
文庫本では初の本屋大賞ノミネート作品!舞台となっている鎌倉は夏にぴったり!6月には最新巻も発売でますます勢いが増していくと思います(トミー#/男性/10代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
昔の本ってどこか堅苦しくて読む気がしない…この本は主人公の栞子さんがそんなあなたに優しく本の魅力をレクチャー!!(薫/女性/10代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
店主が若くきれいな女性の古本屋さんで、本にまつわるなぞ解きをしていく話です。とても読みやすくこの本のすごいところは、読み終わったあとにいろいろと読書をしたくなる気持にさせてくれる本です。読書嫌いの子供さんに夏休みに特にお勧めしたいです。読みやすいので読書への関心のきっかけになると思います。(りり/女性/40代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
最近の文庫はジャケット買いしそうなほどおしゃれですね。 続編も楽しみです(もけけけ/女性/30代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
本の持ち主の謎とかが、まるで今まで観ていたかのように主人公が推理して解いていくのがスゴく面白い!あっという間に読んでしまう本です(えみっ子(*_*)/女性/20代)
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匿名希望
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本好き必見。
本好きな人、古書好きな人には絶対おすすめです。
ページを捲るたびに栞子さんの本に対する並々ならぬ愛情が感じられ、こちらも熱くなります!!
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
本読みの栞子さんと本が「読めない」五浦君の不思議な縁と事件の物語。「文学少女」シリーズと同様な作品を期待する人もいるだろうが,系統が違うので要注意。とはいえ,読書メーターに登録している人なら栞子さんに感情移入できるし,彼女が楽しく本を語る姿に好感を持つと思う。古書が,持ち主の人生を映し出しているのが上手く表されており心地よく読めた。柔らかな恋物語りと五浦君の成長物語も含まれた良書。続刊もあり。
(涼月/男性/40代)
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夏生
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本屋好きにはたまらない
まず、表紙の絵が好き。本屋さんが好き。ということで買ってみました。謎解きで扱われる本が難しい、ヒロインの栞子さんがあまり魅力的ではない。にもかかわらず読んでしまうのは、次はどんな本?という本好きには期待が大だからでしょうか。
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美湯
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女の子の空きそうな本!
ビブリアには、何冊か本が登場しますが、やはり、印象的なのは、
「信モテ生キヨ 生キトシ生クルモノ スベテ コレ 罪ノ子ナレバ」です。
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コロ
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応援します
本屋大賞の候補だということなので、応援してしまいます。書店の棚のPOPで地元が舞台だということを謳っていたので、興味を持ちました。たしかに現実の風景と重ねて読めて楽しめました。特に海とか山とかだけではなく、道の様子まで想像できます。登場する書籍はマニアックだったりするのに、全体のストーリーは決してむずかしくないのが気に入ってます。読んだことない本が登場すると読んでみたくなるエピソードが盛りこまれており、それとは別に大きな謎(?)が見え隠れしており。これからの展開が楽しみです。
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chiho
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まあまあかな。
いろいろな本がよく調べてあり、感心するところもありましたが、何か物足りない感じがしました。
ミステリー+恋愛なんだけど、ドキドキとかワクワクとかという感じではないですね。
3巻目でそうな感じだし、そちらに期待しようかな。
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夕霧
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本の魅力が詰まってます!
本の魅力がぎっしりと詰まっていると言っても、過言ではありません。
いえ、過言だったかもしれません。
けれど、そんな風に言いたくなる一冊です。
電車の待ち時間に読んでいたのですが、思わず引き込まれて、危うく乗り過ごすところでした。
さらっと読める割には、ぐいぐい引き込んできます。
ハードカバーにするには読み応えが足りませんが、読了後の爽やかさは何とも言えません。
しかもジャケ買いもできる透明感のある、美しい表紙。
これぞ、文庫の醍醐味。
がっつり読みたい!と言う人には物足りないかもしれませんが、軽く何か読みたいな、と言う時にはおすすめです。
しかも、古書の蘊蓄まで詰まってます。
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アサキチ
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鎌倉を知っているなら
まず、著者の本に対する造詣の深さ、知識の豊富さに感服します。鎌倉を知っている人には、町並みの情景を思いだしながら没頭できます。鎌倉に行った事の無い人でも、鎌倉の町並みを思い描く事がたやすく、是非、一度、この著書を片手に鎌倉散策をオススメします。
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涼月
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彗星の様に突然輝きだした傑作
本読みの栞子さんと本が「読めない」五浦君の不思議な縁と事件の物語。同様のライトノベルで「文学少女」シリーズがあるがまったく違うので要注意。とはいえ,読書が好きな人や古書・本の匂いが好きな人なら栞子さんに感情移入できるし,彼女が楽しく本を語る姿に好感を持つと思う。古書が,持ち主の人生を映し出しているのが上手く表されており心地よく読めた。柔らかな恋物語りと五浦君の成長物語も含まれた良書。 p.s. サンリオSF文庫の話は,「私もそれ読みたいのに〜」と悔しくなったのは内緒(苦笑)。
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sige
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むしろ淡い恋愛小説?
あるブログで「読書を愛する親父たちへ。手に取りづらい気持ちはわかる。だが、表紙の絵に敬遠するなかれ。」と書いてあったので60過ぎの爺さんとしては本当に思い切って買ってみた。しかし表紙のイラストはさすがに書店のレジに出すとき照れくさいので裏向きに出した。
古書店物と言えば、小路幸也の「東京バンドワゴン」がそうであったように、小説のタイプとしては「日常の不思議」の部類に入ると思う。バンドワゴンと同じだが、不思議の内容が“古書”に関わるものという点で違う。謎を説くのは、この美しいが気が弱く人見知りの激しい店主:篠川栞子。
謎は難しくもなく簡単でもなく、ワクワクするほどではない。しかし、篠川栞子の謎解きが、何だかコナンの毛利小五郎が一気にすらすらと解いてしまうような軽さでちょっと物足りなく感じる。この作品はむしろ五浦大輔と篠川栞子の淡い恋物語として読めばいいかもしれない。
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紺碧の空
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読みやすい&本好き向け
どうしても「文学少女」シリーズと対比してしまうが、すっきりと読みやすいのはこっちのほう。より作品に対する思い入れを感じられるのは「文学少女」。「文学少女」が映画とすれば、こちらは30分枠のドラマ。この雰囲気とノリで物語を維持し続けていくのもいいと思うが、やや深みが足りない。
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Tomy
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今までにないジャンル
テレビで紹介されているのを見て買ってみました。実際に読んでみると、本やその持ち主に関する謎を解くというもので、ミステリーのようで違ったジャンルだと感じました。人が殺されてしまうミステリーは嫌いという人でも楽しめると思います。また物語に出てくる本の知識も楽しめるのも、この本の特徴であり魅力でもあると思います。是非、3作目も出してほしいと思います。
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普通の人
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古書に関する部分や謎解きに関しては楽しめました
古書店や古本に関する本も好きだし、ミステリーも好きなので、読んでみることにした。
全体の印象も読後感も悪くない。
登場する古書も、一般に知られたものから、少々渋いものまで幅広く、それなりに知られた古書の知識が多いものの、楽しく読めた。以前、他の著者が書いた古書店を舞台にしたミステリーを読んだが、古書についてもミステリーについても中途半端だったのに比べると、本書は、古書とミステリーがきちんと結びついていた。
また、語り手・五浦大輔と安楽椅子探偵のヒロイン・篠川栞子が知りあうくだりなども、自然で良かった。
ただ、栞子の容姿・スタイル・性格が、この手の作品というか、今時の作品の“定番”であるのが残念。
それと、プロローグは5ページから、第一話は11ページから始まるのだが、目次では、プロローグこそ正しいものの、第一話は35ページとなっている。私が持っているのは「4版」である。初版が正しく、4版から間違っているとはとても思えないので、おそらく初版からの誤植だろうと思う。ただ、それならば、なぜに訂正されていないのか? 本を愛する人たちの物語にしては、この手のことはひたすら残念である。

その古書店には、美しくも不思議な店主がいる。古書にまつわる秘密と人間模様を描く、古書に対する知識がない人も、読めば心惹かれる話題の1冊!