ビルマ古典歌謡におけるジャンル形成

大阪大学出版会
井上さゆり　

• 価格: 7,040円（本体6,400円＋税）
• 発行年月: 2011年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784872593808

内容情報

[BOOKデータベースより]

ビルマの竪琴が奏でた歌謡を探究。１８〜１９世紀に新しい調律方法を用いた創作を多く行ったウー・サに注目し、その創作活動がジャンル分化の端緒となったことを明らかにする。

序章　問題の所在
第１章　歌謡集編集と歌謡ジャンル区分
第２章　調律種と歌謡ジャンル
第３章　創作技法と歌謡ジャンル
第４章　ウー・サの創作におけるジャンル概念
第５章　歌謡ジャンル形成―「タンザン（新奇な音）」からジャンルへ
終章　結論

[日販商品データベースより]

"ビルマの古典歌謡について,膨大な貝葉を丹念に調査し,作品創作の技法とプロセスを分析することにより,ジャンル形成過程を明らかにする. とくに,弦歌では「替え歌」を意味する「アライッ」を多く創作した一方で,パッピョー歌謡では新しい調律方法を用いたオリジナルな創作を多く行ったウー・サに注目し,その創作活動がジャンル分化の端緒となったことを明示する. 第7回井植記念・アジア太平洋研究賞受賞論文."