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- 船に乗れ! 3
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ポプラ文庫ピュアフル ふー2ー4
合奏協奏曲
- 価格
- 682円(本体620円+税)
- 発行年月
- 2011年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784591124017
[BOOKデータベースより]
三年生になろうとしているある日、伊藤は言った。「津島、大丈夫か?チェロが、おとなしくなってる」。津島の懊悩をかえりみることなく、学校は、音楽エリート育成に力を入れ始めた。津島は、自らの未来に対する不安を胸に、チェロを弾き続ける。そして、運命の日が訪れた―。生きることの“歓び”と“ままならなさ”を歌い上げた青春音楽小説の金字塔、堂々完結!津島と伊藤の二十七年後を描いたスピンオフ短編「再会」を特別収録。
[日販商品データベースより]三年生になろうとしているある日、伊藤は言った。「津島、大丈夫か? チェロが、おとなしくなってる」。津島の懊悩をかえりみることなく、学校は、音楽エリート育成に力を入れ始めた。津島は、自らの未来に対する不安を胸に、チェロを弾き続ける。そして、運命の日が訪れた――。
生きることの〈歓び〉と〈ままならなさ〉を歌い上げた青春音楽小説の金字塔、堂々完結! 津島と伊藤の二十七年後を描いたスピンオフ短編「再会」を特別収録。
解説:北上次郎
【著者略歴】
1963年東京都生まれ。洗足学園高校音楽科、日本大学芸術学部映画学科卒業。2003年に『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)でデビュー。08年、『いつか棺桶はやってくる』(小学館)が三島由紀夫賞候補になるなど、注目を集めている。著書『ヌれ手にアワ』(祥伝社)、『ぼくらのひみつ』(早川書房)、『誰にも見えない』(小学館文庫)、『下北沢 さまよう僕たちの街』(ポプラ文庫ピュアフル/リトルモア)、『いなかのせんきょ』(祥伝社文庫)ほか。
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- へるしー
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青春小説の金字塔
2巻で起きた事の「おとしまえ」が最終巻で付けられる。切なくて目の奥,というか喉の奥がぎゅーっと絞られるような感覚。徹夜して3巻を読み終えた。しばらくぼーっとしてしまい、その日は何も手につかなかった。一日中、女房に「なんか元気ないね」と言われる。あの頃ああすれば良かった、誰もが思う事はあるだろうが、あの時ああしななかったから、あの時ああしたから今の自分があるのだ。「あの頃」の自分と「今の自分」は地続きなのだ。無かったことには出来ないのだ。そして今僕は僕の船に乗り、揺れ続けているのだ。ろう。