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[BOOKデータベースより]
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垂直性から水平性へ、沈黙と孤立、極限の歌とユーモアをたたえて、詩はゆっくりと地上に降り立つ。七〇年代、「誤解」など壮年期の代表的詩集四冊と、「詩人のノート」など自在な散文作品を収録。
詩(誤解;水半球;小鳥が笑った;スコットランドの水車小屋)
散文(詩人のノート;アメリカからの手紙―詩と批評Cより;詩の歓び―ジャスト・イエスタディーより;追悼文―未刊行エッセイ)
生涯、持続的に詩を書き続けながらも、詩人の枠を超え、評論、エッセイ、翻訳などにも多彩な才能を発揮し、破天荒でありつつ柔らかく深い感性を持つ文学者として多くの人に愛された田村隆一。その全体像に迫る全集。