- 新世界より 上
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- 価格
- 968円(本体880円+税)
- 発行年月
- 2011年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062768535
[BOOKデータベースより]
1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力」を得るに至った人類が手にした平和。念動力の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた…隠された先史文明の一端を知るまでは。
[日販商品データベースより]1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 (講談社文庫)
第29回日本SF大賞受賞 第1位
ここは病的に美しい日本(ユートピア)。
子どもたちは思考の自由を奪われ、家畜のように管理されていた。
手を触れず、意のままにものを動かせる夢のような力。その力があまりにも強力だったため、人間はある枷を嵌められた。社会を統べる装置として。
1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。
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ユーザーレビュー (10件、平均スコア:5)
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HonyaClub.comアンケート
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「夏の文庫2015」レビューコメント
吸い込まれるようなファンタジー作品です。(めした/女性/20代)
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miomessia
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ユートピアの裏側にあるもの
舞台は1000年後の日本、その中の「神栖66町」と呼ばれる集落。そこはユートピアである。人々は念動力をもっていて、豊かな自然に囲まれて平穏な生活を送っている。上巻は、そんな神栖66町に生きる12歳の少年少女たちの物語である。
希望に満ちていた彼らの人生が、夏休みを境に急変していく。彼らはユートピアの裏側、すなわち矛盾を見てしまうのである。はたして「大人たち」は信用できるものなのか?
私はこの作品は、2012年に制作されたアニメ版を見てから、原作を買ったのであるが、原作のファンでアニメ版は観ていないという方は、ぜひアニメ版も観ることをお勧めしたいものである。特に主演の種田梨沙さんの演技は見事で、原作ファンをも満足させることは間違いないだろう。
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HonyaClub.comアンケート
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
アニメから入ったが、原作を読むことで、見えなかった部分がわかった。(たぬき/男性/40代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
SFだけど、ホラーでミステリーで、話の展開もアクション映画のよう。読み出したら止まらず、上・中・下と2日間かけて一気読みしてしまった。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
上中下巻と長いですが、一瞬で読めます。読み終わるのがあっという間。
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HonyaClub.comアンケート
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
私が人生ではじめてよんだSFです。夏に新しい世界を体験したいかたにおすすめです。(しおにん/女性/20代)
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HonyaClub.comアンケート
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
読んでいてまるで映画を見ているような臨場感、そして魅力的な世界感!1000ページほどの分量なのにそれを感じさせないようにあっという間に読ませる面白さ!今までに読んだ本のなかで一番好きです!(Light/男性/20代)
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HonyaClub.comアンケート
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
この本は超能力と真剣に向き合い、実在したら世界はどうなるのかを詳細に検討した大変興味深い小説。このスケールは他の超能力ものの追随を許さない。「想像力こそが、すべてを変える」という言葉に万感が秘められていて、ゾッとした。(QOGMA/男性/20代)
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QOGMA
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永劫
すさまじい人類の過去が明らかになる上巻。
残酷なのに壮大だから、すごく好きになりました。
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朔
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テンポが良い
SFは苦手なので読み進められるか不安でしたが、話が進むにつれてホラーやサスペンス要素が強くなっていきます。それと同時に内容もグロテスクになるので、読めない人もいるかもしれません。
主人公以外の人には救いのない、胸の締め付けられる話ですが読み終わると達成感があり、貴志祐介作品の中でもベスト3に入る面白さだと思います。