[BOOKデータベースより]
比類無き装幀の世界、待望の新装普及版、ついに刊行!立体カラー画像約150点、モノクロ約530点。
恩地先生の思い出(畦地梅太郎)
恩地孝四郎―その多面性(瀬木慎一)
恩地孝四郎と日本の出版文化(外山滋比古)
恩地孝四郎装幀作品集
恩地孝四郎装幀作品カタログ
装本美術の構成(恩地孝四郎)
業としての装本(恩地邦郎)
恩地孝四郎の装本と芸術(桑原規子)
恩地孝四郎年譜(三木哲夫)
版画家、恩地孝四郎の半世紀に及ぶ装本・装幀の集大成。初期から晩年までの手法・作風をたどり、版木・試刷り・校正刷りも掲載。最新の研究動向を踏まえた解説、年譜、索引を新たに追加。
竹久夢二に師事し、大正から昭和にかけて活躍した版画家であり画家の恩地孝四郎(1891-1955)の、装丁家としての仕事について書いた美術書の新装版です。と、ご紹介しておきながら、私自身全くそのお名前を伺ったことがなかったのですが、前衛的な抽象版画を発表されていた方らしく、いま拝見しても本の佇まいを感じるむちゃくちゃ現代的でかっちょいい装丁のカラー写真が楽しめます。『本は物である―装丁という仕事―』(新曜社)という本が業界紙等で話題になっていますが、電子書籍元年と言われる一方で、紙の本でしか表現できないカタ