[BOOKデータベースより]
ドキュメンタリーは、あらゆる障壁に直面しながらも、現場に身を置いて地道に映像を撮り続けてきた。その蓄積の多様さと重厚さからみえるものとは何か。世界認識の方法と変容に迫る新ドキュメンタリー論集。
総論 踏み越えるドキュメンタリー
水俣の声と顔―土本典昭『水俣 患者さんとその世界』について
小川プロ、その運動としての映画における音楽性
ドキュメンタリー作家としての勅使河原宏―偶然性という作法
反作家主義、あるいは運動としてのドキュメンタリー映画
戦記映画について―カメラマンが「作家」になるとき
歴史を映す歪んだ鏡のように―「啓民映画」にみる満洲国の表象
占領期のCIE映画(ナトコ映画)
企業PR映画、テレビ、そして展示映像へ―委託製作の現場とは
ドキュメンタリーとしてのアダルト・ビデオ〔ほか〕
あらゆる障壁に直面し煩悶しながらも、ドキュメンタリーはひたすら映像を撮り続けてきた。作家論とジャンル論のアプローチから、その蓄積の重厚さと多様さを考察。日本のドキュメンタリーの思想と方法を分析する。
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