[BOOKデータベースより]
少年の日の癒し難い精神の苦痛を救ったのは徒然草だった。半世紀以上を経て思い出深いこの書に挑み、兼好を現代に迎え、少年時代に戻り、作品の多様な世界と自由自在な兼好の人物・精神を、独断を恐れず熱く語った出色の徒然草私記。
つれづれなるままに
いでや、この世に生れては
よろづにいみじくとも
後の世の事、心に忘れず
不幸に愁へに沈める人の
わが身のやんごとなからん
あだし野の露消ゆる時なく
世の人の心まどはす事
女は髪のめでたからんこそ
家居のつきづきしく〔ほか〕
少年の日の癒し難い精神の苦痛を救ったのは徒然草だった、と語る著者が半世紀ぶりに思い出深いこの書に挑み、兼好を現代に迎え、作品の多様な世界と自在な兼好の人物・精神を語った徒然草私記。
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