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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【興奮の1冊】 確かに分厚いし、ややこしい内容だ。けれど、ここにはとてつもないことが書いてある。もう驚きの連続である。ドストエフスキーの小説世界がこれほど豊穣であろうとは、凡人は気づかない。人間存在の複雑さと小説世界の奥行の深さを、こんな形で知らされるとは思いもよらなかった。これは、著者である山城むつみの偏執的ともいえる読み込みの厚みによって到達された、世界的な傑作評論なのだ。























[BOOKデータベースより]
文学史上最大の衝撃、ドストエフスキーとは何なのか?気鋭の批評家が切りひらくドストエフスキー論の新たな地平。
序章 ラズノグラーシエ―二葉亭四迷とバフチン
[日販商品データベースより]第1章 黄金時代の太陽―『悪霊』
第2章 ソーニャの眼―『罪と罰』
第3章 マリヤの遺体とおとなしい女―『作家の日記』
第4章 写真の中の死、復活、その臭い―『白痴』
第5章 逆遠近法的切り返し―『未成年』
第6章 カラマーゾフのこどもたち―『カラマーゾフの兄弟』
7年にわたって「文學界」と「群像」に断続的に不定期連載した7本のドストエフスキー論を掲載順に再録。ドストエフスキー世界の主人公たちの不同意が生み出す異和を切り口に、衝撃の文学の源泉に迫る。〈受賞情報〉毎日出版文化賞文学・芸術部門(第65回)