[BOOKデータベースより]
天皇はいつ生まれ、どんな役割で、いかに統治したのか。三輪山のふもと、ヤマトに生まれた王を中核として展開される古代国家統一への道。その正統性の根拠は何なのか。また東アジア情勢が与えた影響とは？神意を知る存在としての宗教的機能を中心に、天皇号・大和政権の成立過程と支配の構造を明らかにする。
序章 「天皇の歴史」のために
第１章 卑弥呼と倭の五王
第２章 『日本書紀』『古事記』の伝える天皇
第３章 大和朝廷と天皇号の成立
第４章 律令国家の形成と天皇制
終章 天皇の役割と「日本」
天皇はいつ生まれ、どんな役割で、いかに国土を統治したのか。神意を知る存在としての宗教的機能を中心に、天皇号・大和政権の成立過程と支配の構造を明らかにする。天皇と日本史を問い直す１冊。
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
政治的には無力だった江戸時代の天皇がなぜ幕末に急浮上したか。後水尾、霊元など学問や和歌を奨励した天皇は将軍に対抗して権威を高め、光格天皇は天明の飢饉の際に幕府に救い米を放出させた。孝明天皇が幕末、政治権力の頂点を極めるまで天皇はどんな役割を果たし、実質的な君主に変貌したか明らかにする。(あつひめ／男性／40代)
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