[BOOKデータベースより]
高度経済成長に沸く昭和40〜50年代の日本、急速に姿を変えてゆく農山漁村の風景や暮らしの中に秘められた豊かさや知恵を探し求めて、ひたすらに歩きつづけていた若者たちがいた。民俗学者宮本常一と彼が率いた近畿日本ツーリスト株式会社・日本観光文化研究所に参じた若者たちである。この双書は同研究所が発行した幻の月刊誌『あるくみるきく』を地域別、テーマ別に編んだ昭和日本の風土記集である。
一枚の写真から―イカを追うて
熱海今昔
富山紀行
山河無尽―大井川上流域の暮らし
越前―浦々の漁撈
若狭・旅の断章
宮本常一が撮った写真は語る―石川県輪島市舳倉島
月刊旅雑誌「あるくみるきく」から、日本国内の旅、地方の歴史・文化、祭礼行事などを特集したものを選出し、地域別、テーマ別に編集した昭和の風土記集。本巻は東海北陸地方についての記事を収録。
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