ロープシン遺稿詩集

В．Ропшинъ　книга　стиховъ．

未知谷
ロープシン　川崎浹　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2010年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784896423204

内容情報

[BOOKデータベースより]

本書はニヒリストの赤裸々な告白の書ともいえる。最初は革命家テロリストに特有の懊悩だったものが、最後には普遍的な人間そのものの不条理性に達している。これらの詩を書きつけるとき、サヴィンコフにこれを公表する意図があったのかどうか。詩が無題だったということが、外からのさまざまな解釈を呼びこむ。

詩集１　（一九一一〜一九一三年）（三韻句；闇の公爵；ヨハネの黙示録第二五章　ほか）
詩集２　愛とワイン（床のおもちゃたち；ぼくに少しの優しさを；きみがグリークを弾くとき　ほか）
詩集３　最終（ぼくはよろめき歩いた；ギロチンの刃は鋭いか；かれは低くひくく　ほか）

[日販商品データベースより]

帝政と共産主義の２つの政治季節の中間、１９１１年から１９１３年まで、亡命先のパリとニースで書きとめられた作品を集成した、ロープシンの遺稿詩集。ニヒリストの赤裸々な告白の書ともいえる１冊。