- つるのおんがえし
-
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2010年10月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784251011589
[BOOKデータベースより]
男が、はたおりどうぐをそろえると、女は、小べやのとをしめながらいいました。「どうか、やくそくしてください。わたしがぬのをおりおわるまで、けっして中をのぞかないと」。
[日販商品データベースより]原型は中国の唐の時代から語りつがれてきた昔話を、児童文学者の山下明生が再話。鶴を助けた男とその母親の家に女が訪れ、幸せを得るものの、約束を破ることで終わりを迎える物語としました。なぜ女はなぜやってきたのか、どうして男は女の正体をのぞいたのかなど、すべてが明快に進みます。挿絵は気鋭の画家、吉田尚令が担当。幸福をもたらす愛らしい鶴女房に命を吹き込んでいます。ラストの鶴が去るシーンは美しく余韻を残します。
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以前、つるのおんがえしを読んだことがないという子供に出会いました。
あまりにびっくりしたのと、冬の話で季節感がちょうどいいので読み聞かせに使いました。
このお話は、私が知っているものより少し話が長い。
男の母親「おっかあ」が出てくるのですが、このタイプは初めて読みました。
子どもたちは「なんだ、その話知っている」といいながらも真剣に聞いていてくれました。
一方、私は読みながら「おっかあ」が出てくることで、人間の身勝手さ強欲さが強調されているように感じました。
そして、もっというならいつまでも子供をコントロール下におこうとする親、良い大人なはずなのになんでも母親のいう
ことを聞いてしまう息子(女を嫁にしよう、と言い出すのも、機織りしているところを見てこい、と命令するのも母親)の関係にぞわりとしました。
いつの時代も、こういう夫と姑の被害に遭うのは嫁だな…と。
(だっこらっこさん 40代・愛知県 女の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】