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- 抱きしめる、東京
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- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2010年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784591120910
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[BOOKデータベースより]
懐かしい風景が今も残る東京、谷根千。ここで生まれ育ち、仕事をし、遊び、子育てもしてきた著者にとって、この町はかけがえのない「故郷」。時代の移り変わりとともに大きな変貌をとげていく町の姿を、自らの半生に重ねて綴る、愛にあふれた自伝的エッセイ。
1(花電車のころ;東京オリンピック;東大落城す;都電の消えた日;早稲田と赤坂)
[日販商品データベースより]2(安心して死ねる町;さよなら水晶ローソク;地上げの嵐;路地の人々;大家ハラスメント;つわものどもが夢のあと)
2009年に惜しまれつつ休刊となった「谷中・根津・千駄木」、通称「谷根千」の編集人として知られる森まゆみさんの自伝的エッセイ集。
文京区動坂で生まれ育ち、小学校から大学、結婚してからもずっと同じ町で暮らしてきた森さんは、東京オリンピック、東大落城、都電消滅、地上げ、バブル崩壊など、大きく変貌を遂げていく東京の半世紀を目撃してきました。
本書では、町の変化と自分自身の体験を重ね合わせながら、1955年から40年あまりの出来事を綴り、そこに暮らす住民のひとりという独自のスタンスで、町の変化が住民たちの暮らしにもたらす悲喜劇を描き出しています。それはまた、仕組みや入れ物をつくるだけで「人の暮らし」を見ようとしない行政への鋭い批判ともなっています。
東京を抱きしめ、東京に抱きしめられてきた森さんならではの、東京という町への温かな愛情があふれた一冊です!