「名将」「愚将」大逆転の太平洋戦史

ＰＨＰ文庫　あ４７ー２

ＰＨＰ研究所
新井喜美夫　

• 価格: 628円（本体571円＋税）
• 発行年月: 2010年10月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784569675121

内容情報

[BOOKデータベースより]

太平洋戦争で、海軍の山本五十六の人気が絶大なのに対し、陸軍の代表的人物である東条英機のイメージは良くない。だが、これは両者の業績を正確に反映しているのか？本書は、日本陸海軍の将官に近衛文麿など文官を加えた戦時下のリーダーたちが、日本の運命に影響を与えた“功罪”を驚きの新事実とともに再検証する。「ミッドウェー大敗と左手の傷」など、逆説を超えた“真説”がいま明らかに。

まえがき―陸軍だけが死刑を宣告された理由
第１章　天皇のための生き恥―東条英機
第２章　曖昧という名の大罪―山本五十六
第３章　天才軍略家が招いたクーデター―石原莞爾
第４章　特攻隊員の後を追った猛将―大西滝治郎
第５章　死をもって本土決戦を回避した古武士―阿南惟幾
第６章　欧米本位を排した貴族のプライド―近衛文麿
第７章　日米戦争・序幕と終幕の主役―東郷茂徳
第８章　清濁あわせ呑まなかった海軍次官―井上成美