[BOOKデータベースより]
社会的な秩序はどうかたちづくられているのか。この問いに答えるべく、切磋琢磨した社会学者たち。かれらはどのような相貌をもって、この闘技場に姿を現したのか。歴史から現在へ、言葉の戦場をめぐるスリリングな社会学戦記。
1章 アリアドネの糸―前史
2章 創始者の悲哀―コント
3章 思想の革命家―マルクスとエンゲルス
4章 少数者の運命―フロイト
5章 繊細な観察者―ジンメル
6章 社会の伝道師―デュルケーム
7章 自由の擁護者―ウェーバー
8章 野外の研究者―シカゴ学派
9章 冷徹な分析家―パーソンズ
10章 オデュッセウスの旅―マートン、シュッツ、ガーフィンケル、ゴッフマン、ベッカー
11章 シシュポスの石―ハーバーマス、ルーマン、フーコー、ブルデュー、バウマン
12章 ヤヌスの顔―福沢諭吉、柳田国男、高田保馬、鈴木栄太郎、清水幾太郎
古典社会学から現代社会学へいたる、長い旅路。社会学者たちはどう時代を生き、どう現実と切り結んできたのか。この創造のドラマを透徹した筆致で描き、読者を「社会学の闘技場」に誘うガイドブック。
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[商品紹介]
ようこそ、社会学の闘技場(アリーナ)へ
04年刊行で売上好調だった「社会学」に続く第2弾。前作は社会学の概説だったが、今回は社会学の歴史をひもとく。著者は、自身の著述を「ドラマトゥルギー」だと言う。過去の社会学者を俳優のように呼び出し、演出をつける。語り口は平易ながら軽妙である。ここに、前作の根強い人気の秘密があるに違いない。拡大しすぎた社会学の範疇を無理に規程することなく、並み居る社会学者を縦横に論じる1冊。