- フィボナッチ
-
自然の中にかくれた数を見つけた人
Blockhead.さ・え・ら書房
ジョセフ・ダグニーズ ジョン・オブライエン 渋谷弘子- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2010年09月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784378041261
[BOOKデータベースより]
1、1、2、3、5、8、13、21、…。この数のならびは、13世紀、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが世に広めた数列で、「フィボナッチ数列」と呼ばれています。この数列は、いったいどういう数のならびなのでしょう?この数列の数は、花びらの数や葉っぱの生えかた、植物のつるの”うずまき”などにあらわれます。それは偶然ではなく、数が自然に愛されている証でもありました。
[日販商品データベースより]中世のイタリアで子ども時代をすごしたレオナルド・フィボナッチはあけてもくれても数のことばかり考えていました。そのため、ほかには能がない「のうなし」と呼ばれていたほどです。
成長して世界じゅうを旅したレオナルドは、諸国で使われていた数字、とくにアフリカで出会ったインド・アラビア数字に魅せられ、やがて、自然界にある多くのものが、ある決まった数でできていることに気づきます。かつて「のうなし」とからかわれていた少年が、フィボナッチ数列と呼ばれることになる数列を発見した瞬間です!
うさぎの繁殖に関する簡単な文章問題で現在その名を知られるレオナルド・フィボナッチは、今では史上もっとも優れた西洋の数学者のひとりと考えられています。本書は、けっして「のうなし」ではなかったひとりの人物の物語です。
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ジョン・シェスカの「算数の呪い」(小峰書店)で主人公の算数の先生の名前がフィボナッチだったことで洒落てるーと思い読んだのを思い出します。
さて、こちらは本物のフィボナッチ伝です。
レオナルド=フィリオ=ボナッチ( 1170年頃 - 1250年頃)は、中世で最も才能があったと評価されるイタリアの数学者です。
本名は、レオナルド・ダ・ピサ(ピサのレオナルド)といい、フィボナッチは「ボナッチの息子」を意味する愛称です。
13世紀初頭に、『算盤の書』の出版を通じてアラビア数字のシステムをヨーロッパに導入しました。
また、フィボナッチ数列で名前を残した人物です。
フィボナッチ数列では、3項目以降のそれぞれの数は手前の2つの項の数の和になっています。
そのため数列は、0 1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 144 233・・・と続きます。
自然界に隠れている数字(花びらの数・果物の断面・動物の角や牙・松ぼっくりやひまわりの渦巻きetc)が、フィボナッチ数であることにに、この作品を通し目を留め驚くことばかりです。
息子は、計算用紙を用意してウサギの計算をし、叫んでいました。
これは、生物が秩序と調和を保って生長するための設計図のようなもので、さらに驚くことに人間の想像力の産物である建築物や音楽・美術・詩といったものにまで、フィボナッチ数が姿を現すことです。
この偉大な数学者の幼少時の不遇を読むに付け、好きな事を貫き通すことの力強さ頼もしさを実感する伝記でした。(アダム&デヴさん 50代・青森県 男の子12歳)
【情報提供・絵本ナビ】