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【2016年11月発売】
[BOOKデータベースより]
「影の銀行」は金融当局の規制や監視を受けない運用機関のことで、伝統的な銀行と手を組んで収益を拡大した。高度成長期の日本では、銀行は貸出先に事欠かなかったが、70年代以降は不動産融資や有価証券投資で利益の増大を図った。そこに登場したのが影の銀行だ。銀行の別働隊であるノンバンクやヘッジファンドが生まれ、いまや世界経済を揺るがすに至った。戦後日本金融史をふまえ、知られざる影の銀行の全貌を明かす。
第1章 資本不足の時代(高度成長期の銀行;コンピュータの導入 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 忍び寄る投機の影―石油危機から金融自由化へ(石油危機、資金不足から資金過剰へ;八〇年代の金融自由化とバブル)
第3章 金融投機からバブル崩壊へ(八〇年代の影の銀行―特金とノンバンク;危機の一〇年と金融再編 ほか)
第4章 影の銀行と投機の時代(従来型の銀行(Traditional Banking System)の変容;影の銀行(Shadow Banking System) ほか)
第5章 金融不安定化の構造(信用膨張の実態;投機の規制を考える)
「影の銀行」は金融当局の規制や監視を受けない運用機関のことで、伝統的な銀行と手を組んで収益を拡大し、今や世界経済を揺るがすに至った。戦後日本金融史をふまえ、知られざる影の銀行の全貌を明かす。