攘夷と憂国

近代化のネジレと捏造された維新史

批評社
礫川全次　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2010年08月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784826505192

内容情報

[BOOKデータベースより]

尊王攘夷を旗印にして倒幕・権力奪取に成功した「維新政府」は、開国和親を表明し、欧化主義を選択した。近代化のネジレを象徴する神戸事件に直面した「維新政府」は欧米諸国の外圧に屈するが、この事実は巧妙に隠蔽された。外圧と内紛の激動期を生きた幕閣・幕臣および志士たちの思想と行動を克明に跡付け、捏造された維新史を大胆に検証する。

明治維新とネジレ
本居宣長と皇国思想
吉田松陰と下田踏海事件
揺れる松陰、偽る松陰
幕臣・福沢諭吉の憂国
元治元年に始まる
赤報隊の悲劇
神戸事件の本質
明治維新と郡県論
廃藩置県と二卿事件
佐田白芽と征韓論
偽りの明治維新

[日販商品データベースより]

「明治維新」とは何であったのか。外圧と内紛の激動期を生きた幕閣・幕臣および志士たちの思想と行動を克明に跡付け、捏造された維新史を大胆に検証する。「坂本龍馬を斬った男」など４編のコラムも収録。