- シャガールのそらとぶふたり
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2010年06月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784938595432
[日販商品データベースより]
『おはなし名画をよむまえに(全5巻)』について
小さなお子様向けの名画絵本シリーズです。サイズも小さめで名画を簡単な物語、セリフ、あるいは詩と一緒に楽しめます。「芸術に触れる最初の一歩」として高い評価を得ています。
赤ちゃんは生後間もなくから色を認識し始め、5〜6歳までに色彩感覚を身に付けます。色彩は刺激となり脳の様々の能力の発達を促します。また、この時期の子どもたちは身の回りのものを観察し、驚きや疑問を感じることで好奇心を育んでいます。良質なアートが身近にある環境は色彩感覚を育み、好奇心を伸ばすためにとても大切です。アートは生活から切り離された特別な存在ではなく、子どもの時から親しんでおくべきものなのです。
知育の観点からも自信を持ってお薦めできるシリーズです。
・美しい色彩と詩の世界です:「クレーと黄色い鳥のいる風景(詩:谷川俊太郎さん)」
小さなお子様への読み聞かせに最適です。言語能力の発達が促されるだけでなく、視覚と聴覚を同時に刺激することで脳の発達は更に促進されます。美しい名画と詩の世界に読み聞かせをする大人も癒されることでしょう。出産祝いとしても人気が高く、また、暗唱の題材とし活用されることも多い一冊です。
・好奇心を刺激します:「シャガールのそらとぶふたり」「マグリットのはてな?」
「楽しそう!!」「どうしてこうなるの?」など、この2冊の簡単なせりふが付いた絵を見た子ども達の反応は実に様々です。色々なことに好奇心を持ち始めた子ども達は一つ一つの絵を純粋に楽しみながら、想像力を膨らませます。感性、好奇心、想像力など、これからの時代を生きる子ども達に欠かせない素養が身に付きます。
・全体が一つの物語になっています:「ブリューゲルのバベルの塔」「名画でメリー・クリスマス」
社会性が発達し、思考力が伸びてきた子どもにぴったりの絵本です。この2冊には聖書の物語が簡潔に書かれています。これらの西洋の古典には子ども達の知的好奇心を刺激する要素も豊富です。名画を見ながら物語を楽しむことで思考力が鍛えられ、想像力が育まれます。「絵本から本への橋渡し」としてもお薦めです。
第1巻「シャガールのそらとぶふたり」(22ページ/24×26cm)
シャガールとベラの愛の物語を幻想的な名画とともに楽しめます。
マルク・シャガールは1887年、ロシアの小さな町ヴィテブスクで生まれた画家です。ユダヤ人として2度の世界大戦を経験したシャガールは戦禍を逃れて渡ったアメリカで愛するベラを亡くしています。様々な悲しみを乗り越えて、97歳で亡くなるまで描き続けたシャガールの作品からは彼の魂の強さと愛の深さが伝わってきます。
3歳0ヶ月の息子に読んでやりました。私はシャガールの絵が好きですが、こういう絵に出合ったのが遅かったので、息子には早くから触れさせてやりたいと思って読んでやりました。
世界的な名画が絵本になっているというのは少々変わった趣向でおもしろいですが、やはり3歳の息子には少々早かったかもしれません。何が書いてあるかは分かるのですが、顔が少々恐いので、退いてしまうのです。もっと優しい顔つきの絵もたくさんあるはずなのですが、たまたまのセレクションが良くなかったのかも知れません。
絵画と絵本の絵の違いを理解しているとは思えませんが、とにかく色々なものが描かれているね、パパとママみたいだね、抱っこしてるね、飛んでいるね、と恐いところには触れずに、絵の中にあるものを二人で探すということだけに集中しました。一応、絵本の文章としては、いろいろと導いてくれるのですが、まだそれらを理解するには早すぎ・・・。親としては、こういう絵の紹介で、自分の好きななにかがひとつでもあればいいかなーと思いました。きっとそこから、好きな絵が見つかると思います。
世界の名画に触れさせたいと思う方には是非どうぞ。細く、長く、見せてやるにはいい本だと思います。(minatsuさん 30代・東京都 男の子3歳)
【情報提供・絵本ナビ】