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[BOOKデータベースより]
敗戦/終戦、そして原爆投下から65年。戦後の日本社会において、ヒロシマとナガサキは、一体何を象徴し、神話化してきたのか。本書では、日本の戦争被害者意識を正当化する「唯一の被爆国/被爆国民」という「集合的記憶」を構築し、自らの戦争責任や戦争犯罪に対して免罪符を与えようとしてきた日本政府やマスメディアが、被爆地をどのように表象してきたのかを詳細に分析する。原子爆弾の投下と被爆の人類史的意味を批判的に検証していくなかで、国境と世代を越えて、ヒロシマ/ナガサキを私たち自身の問題として引き受け、考えていく意義を明らかにする。
第1部 軍都「廣島」「長崎」からヒロシマ/ナガサキへ(なぜ広島と長崎が原子爆弾の投下目標となったのか?;広島と長崎では何が起こったのか?;広島と長崎はどのように想起/忘却されてきたのか?)
[日販商品データベースより]第2部 日本のなかの「ヒロシマ」「ナガサキ」(爆心地を再生する―広島と長崎の戦後復興;歴史/物語を保存する―広島平和記念資料館と長崎原爆資料館;記憶を記念=顕彰化する―広島平和記念式典と長崎平和祈念式;過去と物語・記憶を表象する―全国紙vs.地方紙;原爆体験を思想化する―かつて、いま、そしてこれから)
第3部 グローバル化のなかのヒロシマ/ナガサキ(検定歴史教科書のなかの原爆投下;「記憶の場」のなかの原爆体験)
結論
戦後、ヒロシマとナガサキは何を象徴してきたのか。原爆の投下と被爆の人類史的意味を批判的に検証していくなかで、国境と世代を越えて、ヒロシマとナガサキを考える意義を明らかする。