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[BOOKデータベースより]
“自分らしさ”は共有できるのか?「近代」日本思想史像構築の新たな試み。
はじめに―個人主義から“自分らしさ”へ
[日販商品データベースより]序章 “日本近代”の終わりの始まり
第1章 福沢諭吉とロシアの近代化
第2章 高山樗牛とイギリス自由主義
第3章 高山樗牛とドイツ世紀末
第4章 和辻哲郎とロシア革命
第5章 和辻哲郎とマルクス主義の時代
終章 “自分らしさ”の思想史
補論 思想史の方法論をめぐって
本書は、福沢諭吉・高山樗牛・和辻哲郎の研究を基本に、山路愛山・坪内逍遥・石川啄木・三木清も含めた近代日本の思想家を取り扱ったものである。個人の積極的参加による国民国家形成の物語(近代的な個人主義)も、マルクス主義の世界観も今日、人々の魅力を必ずしも掻き立てない。その時、新しい思想史像を創るキーワードは何か。それを著者は「個人主義」から「〈自分らしさ〉」への転換であるとし、今日の私たちの課題は、戦前の思想家もまた取り組んだ問題だったと主張する。高度な実証に裏打ちされた個別研究が、最終的にたどりついた思想史像とは…。若手研究者による新しい近代日本思想史像構築の試み。