資本と言語

ニューエコノミーのサイクルと危機
Ｃａｐｉｔａｌｅ　＆　ｌｉｎｇｕａｇｇｉｏ．

人文書院
クリスティアン・マラッツィ　柱本元彦　水嶋一憲　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2010年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784409030776

内容情報

[BOOKデータベースより]

金融経済とポストフォーディズムの労働、現代世界において支配的となった価値生産の新たな形態を言語行為論から析出する、革新的な経済社会理論。

第１章　ポストフォーディズムからニューエコノミーへ（歴史的起源；世論の至上権；言語分析の道筋；ポストフォーディズムの顕著な特徴；労働時間についての批判的考察；貨幣の言語的次元について；ニューエコノミーとアテンションエコノミー）
第２章　新しい景気循環（危機のクロニクル；中核＝周辺モデルについて；メンデルによる景気循環）
第３章　剰余価値の回帰（経済循環と剰余価値の貨幣化；循環形態の合理性；退蔵とマルチチュード；退蔵とパニック；“一般的知性”のスクラップ化）
第４章　戦争と景気循環