この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 独学合格 AWS認定クラウドプラクティショナー テキスト&問題集
-
価格:2,728円(本体2,480円+税)
【2024年01月発売】
- アーキテクチャの生態系
-
価格:1,045円(本体950円+税)
【2015年07月発売】
- 「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2022年12月発売】
- バレエ筋肉ハンドブック
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2020年09月発売】
- バレエ体幹ハンドブック
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2024年03月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
hamachobi
-
情報社会の近過去を振り返るにはいい本かもしれない。
2004-から2005年にかけて、国際大学GLOCOMにて行なわれた共同討議をまとめたもの東浩紀氏、濱野智史氏らを中心にネットにおける匿名による表現など、当時話題になっていたテーマを議論している。
とにかくすごいボリュームに圧倒される。倫理篇、設計篇の二分冊になっているんだけど、この倫理篇だけでも厚さ3ページ超、上下二段組480ページと読み通すのに苦労した。
この討議に参加しているメンバーを見るかぎり、両編者以外にも、北田暁大氏、白田秀彰氏、鈴木謙介氏、津田大介氏など有名どころを揃えた議論はとても刺激的で、読んでいても楽しいものだったが、しかし、いかんせん、出版されたのが2010年5月と、そして私が読んでのが2011年では、内容が古臭く感じた。
もちろん、編者らに責任は全くないが、情報社会の変化はこの5年間も進んでいて、いやむしろ、より過激に変化していて、それを経験した私たちには物足りない気がする。
例えば、実名・匿名問題であれば、FACEBOOKの登場は現在であれば避けて通れないものだし(出版時に付け加えられた座談会では多少触れてはいるが)、それにもまして、3・11以降のソーシャルメディアの話は、今、現在の情報社会のテーマとしてはかなり大きなもののはずだが、当然のことながら触れられてはいない。
情報社会の近過去を振り返るにはいい本かもしれない。
[BOOKデータベースより]
人文的知性によって分析されるネットワーク・公共性・匿名性―圧倒的ヴォリュームで語られる、現在性の精髄。
第1回講演 鈴木謙介―情報社会の倫理と民主主義の精神
[日販商品データベースより]共同討議 メディアリテラシーの行方
共同討議 脱社会的存在と情報化社会
第2回講演 白田秀彰―情報時代の保守主義と法律家の役割
共同討議 情報社会の法と正義
共同討議 環境管理型権力の「価値」とは何か
第3回講演 北田暁大―ディスクルス(倫理)の構造転換
共討討議 アイロニーとリベラリズム
共同討議 インターネットにおける私的領域について
第4回講演 加野瀬未友―個人サイトを中心としたネットにおける情報流通モデル〔ほか〕
東浩紀を中心に、2004〜05年に行われた伝説の共同討議。情報社会について、社会科学的側面からアプローチする倫理研の討議を収録。今後の社会構築のヴィジョンを打ち出した伝説のシンポが甦る。