- しいちゃん
-
- 価格
- 1,415円(本体1,286円+税)
- 発行年月
- 2010年04月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784894325173
[日販商品データベースより]
春になるとやってくる、不思議なおばさん。大きな帽子に大きなマスクの奇妙なかっこうをしていた。たまにしか会わないけれど、いっしょにいるとなんだかうれしい…。女の子の成長を繊細に描いた本。
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フェリシモ出版の「おはなしのたからばこ」シリーズ28巻は、女の子の心の成長を象徴的に描いた創作絵本『しいちゃん』。「自分がもう一人いたらいいのに。いつでも話ができるし一緒に遊べるもの。」そう思っていた、さみしがりやのしいちゃんのもとに、春になると不思議なおばさんがやってきます。魔女みたいな真っ黒の服に、マスクをして、マーブルチョコなんか持っていて。でも、ふしぎに分かり合えるそのおばさんを、「もう一人の自分みたい」と感じ始めるしいちゃん。夏、秋、冬が過ぎて春になると、またおばさんはやってきます。そして、しいちゃんが17歳になった春…。歌手である友部正人さんの創作されたお話は、まるで歌詞のように象徴的で不思議な空気感。音楽がつくとしたらどんなメロディーなのでしょう。おばさんのような存在が、自分にもいたのではないかしらと、ふと振り返るのも読んだあとの楽しみのひとつ。イラストは、沢野ひとしさん。透明感ある淡い黄色やピンクの色合いが、美しく、アンニュイなタッチがお話の空気感にぴったりです。肩の力を抜き、自由に想像をふくらませてお楽しみください。
(編集者・ライター 長安さほ)
SFや、パラレルワールドに通じるような物語で、こういったおはなしを絵本で読む体験は、とても新鮮だと感じました。
ラストの数ページにどきどきし、最後は、ふしぎと穏やかな気持ちで読んでおりました。
おばさんのいない夏、という文章が、きれいで寂しくて、好きだなと感じました。(なーお00さん 30代・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】