- 百年の家
-
講談社の翻訳絵本
The house.講談社
ロベルト・インノチェンティ J.パトリック・ルイス 長田弘- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2010年03月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784062830423
[BOOKデータベースより]
一軒の古い家が自分史を語るように1900年からの歳月を繙きます。静かにそこにある家は、人々が一日一日を紡いでいき、その月日の積み重ねが百年の歴史をつくるということを伝えます。自然豊かななかで、作物を育てる人々と共にある家。幸せな結婚を、また家族の悲しみを見守る家。やがて訪れる大きな戦争に傷を受けながら生き延びる家。そうして、古い家と共に生きた大切な人の死の瞬間に、ただ黙って立ち会う家。ページをめくることに人間の生きる力が深く感じられる傑作絵本がここに…。人が家に命を吹き込み、家が家族を見守る。家と人が織りなす百年の歳月。
[日販商品データベースより]国際アンデルセン賞画家賞受賞インノチェンティの傑作
人が家に命を吹き込み、家が家族を見守る。家と人が織りなす100年の歳月。
100年の歳月を、ことばの世界と細密な絵の世界で融合させた傑作絵本!
1軒の古い家が自分史を語るように1900年からの歳月を繙きます。静かにそこにある家は、人々が1日1日を紡いでいき、その月日の積み重ねが100年の歴史をつくるということを伝えます。自然豊かななかで、作物を育てる人々と共にある家。幸せな結婚を、また家族の悲しみを見守る家。やがて訪れる大きな戦争に傷を受けながら生き延びる家。そうして、古い家と共に生きた大切な人の死の瞬間に、ただ黙って立ち会う家。ページをめくるごとに人間の生きる力が深く感じられる傑作絵本が、ここに……。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 大造じいさんとがん
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2017年12月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
HonyaClub.comアンケート
-
「感動した本・映画・音楽」レビューコメント
最初は、絵の美しさ。視点は変わらず、一つの家とそこに住む人々が描かれています。100年の間に起こった様々なことをその家が淡々と語ります。古い家を直し一家が住着き、娘が結婚し、子供が生まれ母となり、夫が戦争に征き、寡婦となり、子が成長して家を出て、やがて年老いた母が死ぬと家は誰も住むことなく朽ち果てて行きます。少ない言葉の中に、静かな時の流れと共に、多くの人の人生を感じることの出来る絵本です。最後に新しく建てられた家を見て、受け継がれていく物が確かにあるのだと思いました。はっきりと書かれてはいませんが戦争によって失われる物、人の大切さも感じました。このような絵本に出会えて感謝です。(弓乃/女性/50代)
ある1軒の家の1900年から1999年までの100年の歴史を、家が自分の歴史を語るようにお話は進んでいきます。
家の語りは静かですが、100年の間に、結婚式があったり、家族が増えたり、お葬式があったり、戦争があったり、嵐にあったり。
一日、一日の平凡な営みが歴史を作るんだと、感じられました。
また、人間が生きることって、なんだかすごい、そしていとおしいとも感じました。
とても緻密に美しく描かれた絵は、見ごたえがあります。
秋の夜長、ゆっくりと見て、読んで味わってほしい絵本です。(ほかほかぱんさん 40代・群馬県 )
【情報提供・絵本ナビ】