- 福翁自伝
-
- 価格
- 1,496円(本体1,360円+税)
- 発行年月
- 2010年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062919821

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
HonyaClub.comアンケート
-
「新生活に役立つ本」レビューコメント
【テーマ:新社会人】ノウハウ本でもない自伝が「新生活の役に立つはずがない」と思われるかもしれない。だが、福沢諭吉は万札の顔に収まっているだけの偉そうな人ではない。読んでみればその率直な面白さに、勇気づけられること請け合いである。幕末明治の先も見えない新興国の無名の若者として、欧米列強の知識の世界に、不敵ないたずら心で乗り出して行った、勇気ある知的開拓者だったと思われる。彼が、殿様や神様の名前を踏んでみて、何のたたりもなかった、というエピソード一つとってみても、権威を恐れず、常に疑う人だった事が分かる。手先が器用で、工夫心にも富んでいて、錠前をくぎで開けたりしていたのである。初めて江戸に来た時に彼が感心したのは、職人の少年が、のこぎり目たての、ヤスリを作っている姿だった。近代日本の背骨を作った諭吉は、アメリカ精神の一部を築いたフランクリンに少し似ているかもしれない。フランクリン自伝も興味深い本である。(へっついねこ/男性/60代以上)
[BOOKデータベースより]
「本当の開国…コリャ面白い」幕末・維新の激動期を「自由自在に運動」した痛快無類の人生を存分に語り尽くす。
幼少の時
[日販商品データベースより]長崎遊学
大阪修業
緒方の塾風
大阪を去って江戸に行く
始めてアメリカに渡る
ヨーロッパ各国に行く
攘夷論
再度米国行
王政維新
暗殺の心配
雑記
一身一家経済の由来
品行家風
老余の人生
豊前中津奥平藩の下級士族の末子が「窮屈な小さい箱」をヒョイト飛び出し、洋学を志して長崎、大阪、江戸へ、欧米へ……。幕末・維新の大変化の時代を「自由自在に運動」し、慶應義塾を創設、「大いに西洋文明の空気を吹き込」んで日本の思想的近代化に貢献した福沢諭吉。その痛快無類の人生を存分に語り尽くした自伝文学の最高傑作。(講談社学術文庫)
「本当の開国……コリャ面白い」幕末・維新の激動期を「自由自在に運動」した痛快無類の人生を存分に語り尽くす!
豊前中津奥平藩の下級士族の末子が「窮屈な小さい箱」をヒョイト飛び出し、洋学を志して長崎、大阪、江戸へ、欧米へ……。幕末・維新の大変化の時代を「自由自在に運動」し、慶應義塾を創設、「大いに西洋文明の空気を吹き込」んで日本の思想的近代化に貢献した福沢諭吉。その痛快無類の人生を存分に語り尽くした自伝文学の最高傑作。(解説・竹内 洋)
そもそも私の長崎に往ったのは、ただ田舎の中津の窮屈なのがいやでいやでたまらぬから、文学でも武芸でも何でも外に出ることが出来さえすれば有難いというので出かけたことだから、故郷を去るに少しも未練はない、コンナところに誰がいるものか、一度出たらば鉄砲玉で、再び帰って来はしないぞ、今日こそいい心地だとひとり心で喜び、後ろ向いて唾してさっさと足早にかけ出したのは今でも覚えている。(本書「長崎遊学」より)