中国近世文芸論

農村祭祀から都市芸能へ

東洋文庫 東方書店
田仲一成　小南一郎　斯波義信　

• 価格: 5,060円（本体4,600円＋税）
• 発行年月: 2009年12月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784497209139

内容情報

[BOOKデータベースより]

１　問題の提起（農村祭祀を都市芸能に押し上げるメカニズム）
２　地域芸能の基礎（南京郊外の儺文化伝承；江蘇省如皋県の童子戯の形成と展開―儀礼・説唱・演劇　ほか）
３　地域を越える芸能、都市芸能へのみち（馬潜龍太子の物語―「説唱詞話」は何を語ったか；白蛇伝と宋代の杭州　ほか）
４　より広い視点から（詩讃系文芸と楽曲系文芸；近世における社会の都市化と宗教の世俗化）

[日販商品データベースより]

文芸と地域社会との結びつきのあり方について、農村的・都市的な文芸の情況、そして両地域の文芸の間における対立と影響などについて、民間文芸の現地調査や、古典戯曲・小説の研究をもとに報告する。

●編著者のことば
明清時代の文芸と地域社会との結びつきのあり方について、農村的・都市的な文芸の情況、そして両地域の文芸の間における対立と影響など、民間文芸の現地調査や、古典戯曲・小説の研究をもとに報告する。本書は、2008年5月に開催された、国際東方学者会議第53回大会のシンポジウムの一つ「中国近世芸能から見た都市と農村」の報告・討論会をもとに編纂したもの。