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[BOOKデータベースより]
20世紀への転換期における琉球弧の体験を素材に、言語行為を通じて同一性を創造する「翻訳」という文化実践に着目して、多言語・多分野・多ジャンルにわたる一次資料を渉猟。哲学・文学・社会学・人類学・政治学等の関連理論を横断しながら、西洋中心主義的に組織されてきた既存の研究視角や時代区分を一新し、全く新たな歴史叙述と現状認識を紡ぎ出す、東アジア地域研究の試み。
序論 「同じであること」と翻訳の政治
第1部 「人権問題」前夜―「琉球処分」期の東アジア国際秩序(外交の翻訳論―F.H.バルフォアと一九世紀末東アジア英語言論圏の成立;国境の翻訳論―「琉球処分」は人種問題か、日本・琉球・中国・西洋;国民の翻訳論―日本内地の言説変容)
第2部 「民族統一」以降―「沖縄人」が「日本人」になるとき(統合の翻訳論―「日琉同祖論」の成立と二〇世紀型秩序への転換;革命の翻訳論―沖縄青年層の見た辛亥革命と大正政変;帝国の翻訳論―伊波普猷と李光洙、もしくは国家と民族のあいだ)
結論 翻訳の哲学と歴史の倫理