数字のウソを見破る

ＰＨＰ新書　６４２

ＰＨＰ研究所
中原英臣　佐川峻　

• 価格: 770円（本体700円＋税）
• 発行年月: 2010年01月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784569773766

内容情報

[BOOKデータベースより]

私たちの身の周りにはさまざまな数字が溢れている。健康診断の正常値や失業率・有効求人倍率、テレビの視聴率など、個人にとっても社会にとっても、数字は大きな力を持っている。しかし、客観的でウソがないように見えるそれらの数字には、そのまま信じると騙されるものもしばしばある。例えば、テレビの視聴率の〇．一％の違いで広告会社は動くが、サンプル調査ゆえの誤差の範囲でまったく意味はない。医療・健康・経済・社会に関するいろいろな数字を取りあげて、そのウラを暴く。

第１章　医療と健康の数字（メタボリックシンドロームの判定基準はおかしい；コレステロールの正常値に根拠はない；日本人は無駄ながん検診ばかり受けている；脳ドックは脳外科医のためのもの！？；治療効果を誇張するトリック；「食品成分表」はどこまで信頼できるか；医師国家試験合格率のウソ；失政が起こした医師不足と看護師不足；病院で生まれて病院で死ぬ時代）
第２章　社会と経済の数字（天気予報は本当に当たっているのか？；意味のないテレビの視聴率競争；製造年月日が消費期限・賞味期限に変わった理由；民営化で郵便局のお客様が減った？；「最近、暑くなっているように思う」のは地球温暖化ではない；値下がりした株を買い増してしまう罠；失業率・求人倍率は実態を反映していない；女性の就労率は戦前のほうが高かった；少子化対策に必要なのは「子ども手当て」よりも保育の充実；婚外子が少子化問題を解決する；平均寿命は重要でない）

[日販商品データベースより]

世のなかには様々な数字がもっともらしく出まわっているが、単純に信用すると騙されてしまう。医療・健康・経済・社会に関するいろいろな数字を取りあげて、そのウラに隠されたウソや意図を読み解く。