協力・抵抗・沈黙

汪精衛南京政府のイデオロギーに対する比較史的アプローチ

成文堂
柴田哲雄　

• 価格: 8,906円（本体8,096円＋税）
• 発行年月: 2009年11月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784792370855

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１部　大衆をめぐるイデオロギー状況（官製国民運動―東亜聯盟運動と新国民運動；汪精衛の外交観・政治体制観の連続性と非連続性―東亜聯盟運動の理念への結実をめぐって；中国青少年団の成立と展開；学校教育政策―中学における政治教育を中心に；大東亜戦争博覧会；日本軍占領下の上海における流行歌）
第２部　陳公博の思想的変遷と汪政権の経済政策構想（陳公博の中国共産党員時期前後における思想的変遷；陳公博における反共主義の確立―渡米から改組派結成にかけて；陳公博の対外認識と対内政策構想―改組派時期から蒋汪合作政権時期にかけて；汪政権の経済政策構想―政経関係を中心に）
第３部　汪政権とヴィシー政府との比較（汪精衛とフィリップ・ペタン；陳公博とジャック・ドリオ）

[日販商品データベースより]

１９４０年３月に日本軍占領下の南京で成立した汪精衛南京政府下のイデオロギー状況について分析。汪政権下の大衆をめぐるイデオロギー状況についてや、汪政権とヴィシー政府との比較を論じる。